春を感じる和菓子、桜餅（関東風・関西風）詰合せです

２０２４年２月９日（金）

季節感たっぷりの、和菓子詰合せを買いました。

和菓子の中で最もポピュラーな、桜餅です。

１つのパックに、関東風と関西風の桜餅が２個ずつ入っています。

（全部で、４個です。）

どちらの種類も、名前は桜餅ですが、見た目等は全く違っています。

関東風の桜餅は、薄く焼いたクレープのような生地で、あんこ（こしあん）を巻いています。

一方の関西風は、粒々のあるお餅で、あんこ（粒あん）を包んでいました。

どちらも、さくらの葉っぱが付くのは、共通です。

関西風の桜餅は、関東の桜餅と区別する為、道明寺と呼ばれています。

一方の、関東風の桜餅は、関西では長命寺と言う名前だそうです。

「所変われば品変わる」と言いますが、同じ桜餅でも、文化や風土によって、ずいぶんと異なります。

そう言う意味で、この詰合せは、とても興味深いと言えます。

（この呼び方の、それぞれの境界線は、滋賀県の米原辺りなのでしょうか？）

お正月に食べるお餅も、東の方は角餅ですが、西は丸餅です。

日本の国土は大して広いわけでもないのに、東西で線が引かれるなんて、本当に面白い現象です。

今回の和菓子詰合せの製造元は、「武蔵製菓」（本社は東京都立川市錦町）でした。

関東の会社が販売しているので、商品の名前は、当然、「桜餅＆道明寺」でした。

どちらも、それぞれ魅力的で、とてもいい味だと思います。

（個人的には、道明寺の方が少しだけ好きかなぁ。）

季節感たっぷりの和菓子を食べて、改めて、日本食文化の奥深さ実感しました。

　　　　遠藤雅信