2022年10月16日(日)
転勤先の青森(別会社に出向していました)から、東京の本社に戻った後の一時期、浦和(埼玉県さいたま市)の社宅に住んでいました。
(その時、人生で初めて埼玉県民になりました。) 社宅の住所は浦和区の常盤で、今はもう、そこは会社の所有ではなくなっています。
とても懐かしいです。
1階と2階が、「三越浦和」と言うギフトショップでした。
その頃見かけたのが、埼玉りそな銀行浦和中央支店のからくり時計です。
決められた時刻になると、可愛らしい子供の人形が出てきて、音楽に合わせて体を動かします。
メルヘン的なイメージで、ほのぼの感があっていいなと思っていました。
オブジェとは違いますが、こうした建造物は、街の風景の一部として、とても大事な役割を果たしています。 地元の人は、誰もが知る時計なのでしょう。
(待ち合わせの目印等にも使われたことでしょう。) 時が経ち、街の住民や行き交う人は変わっても、じっとそこに立ち、街を見続けてきたからくり時計です。
まさに、時代とともに生きてきたと言う感じです。
そう考えると、なんだかとても愛おしい気持ちになりました。
浦和は、さいたま市に統合される前は、1つの市(浦和市)でした。
しかも、県庁所在地です。
中山道沿いの宿場町として長い歴史を持つし、行政の核として、その存在意義は大きかったと言えます。
しかし、最近は、同じさいたま市内の大宮区とのバトルも取り上げられ、昔から住民はやや悔しく思っているのでしょう。
さいたま市というのは大きくなり過ぎた分、それぞれの地域(区)の特徴が、確かに見えづらくはなりました。
浦和と大宮、どちらかが勝者なのではなく、両方いいと思います。
ふと、そんなことも考えました。
遠藤雅信
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