2021年9月29日(水)
「青森ねぶた」では、勇壮なねぶた人形と一緒に、沢山の「跳人」と呼ばれる踊り手が、町内を練り歩きます。 彼(彼女)らの躍動感のある踊りは、一目見るだけでも感動してしまいます。
(お囃子のグループも同行します。) 殆どの団体では、踊りがきちんと揃っていて、一体感が感じられます。
でも、中には、素人も参加できる団体もあります。
そこは、動きがぎこちなく、バラバラなのですが、その分見ていて楽しさがあります。
(微笑ましい印象を覚えます。)
とにかく、アグレッシブな「跳人」は、「青森ねぶた」の主役と言っていいでしょう。
また、「跳人」の独特な衣装も、一見の価値があります。
男性も女性も、同じような派手な着物を身に付け、傘を被ります。
着物には、沢山の鈴が付けられていて、これが踊る度に、いい音を出すのです。
(この鈴は、よく落ちることがあるのですが、観客等がこれを拾うとラッキーとも言われています。)
お囃子は、単純なメロディーの繰り返しですが、踊りが激しいので、体力的には相当きつそうです。
(どうしても、若い人がメインになりますね。) 中には、「化人(ばけと)」と言って、黒っぽい衣装で踊りの集団に紛れ込み、和を乱す困った輩(やから)もいます。 これもまた、「青森ねぶた」の名物の1つなのです。
「化人」が踊りの中に入ろうとすると、それを除外するボランティア係員がいるのですが、私は、そのボランティアを2年続けてやりました。
(白い、スタッフ用のジャンパーを着るのです。)
これは、また得がたい体験でした。
また、ボランティアをしていると、よく観光客に道順等を尋ねられました。
そんな時、きちんと東京の言葉で教えて上げると、とても喜ばれました。 (現地の人の言葉はなまりがきつく、聞き取れない部分が殆どですので。)
遠藤雅信
Comments