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門司港の想い出(2)


2021年9月8日(水)

門司港駅の周りを散策している時、「バナナの叩き売り発祥の地」と書かれた碑を発見しました。 ここ(門司港)で、バナナの叩き売りと言う職業は生まれたのですね。

とても、懐かしさを覚えました。 バナナは、はるか遠い南の国から、長い時間かけて門司港に到着します。

収穫時には青かったバナナが、長い船旅の中で熟成し、黄色くなると言うエピソードを聞いたことがあります。

門司港には、沢山の商売人(バナナ売り)が待ち構えていて、そのバナナを仕入れ、全国のあちこちに、売り歩いたのでしょう。 (まるで、「寅さん」の世界のようです。)

バナナは、今でこそ手軽に買うことができますが、昔は高級フルーツの1つでした。 (日本として、輸入制限の対象にもなっていたようです。)

だから、食べられるのはお金持ちの子か、風邪をひいた時ぐらいでした。

今でも、スムージー等の材料としても取り上げられ、栄養バランスのいい食品に位置づけられています。

まさに、歴史の流れを感じる果物です。 目立たない碑ではありましたが、とてもしみじみと鑑賞しました。

    遠藤雅信

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