遊園地に行こう!
- masa-en
- 2021年11月13日
- 読了時間: 2分

2021年11月13日(土)
作者は、かつて「デパートへ行こう!」と言う作品を書いた、真保裕一さんです。
「遊園地に行こう!」は、2019年(令和元年)に講談社から発刊されています。
デパートと遊園地は、どちらもアミューズメント施設なので、シリーズ作と言えるかもしれません。 (あと2冊、「ローカル線で行こう!」と「オリンピックへ行こう!」言う、真保裕一さんの小説があります。) これらのタイトルは似ていますが、登場人物のキャラクターやシチュエーション等で、共通する点は全くありません。
それぞれが独立した小説(ストーリー)として、見るべきだと思います。
但し、デパート同様、遊園地もいろんな人間が集まる所です。
いろんな出会いがあるという意味では、「デパートへ行こう!」に近いかもしれません。
関連する業務も幅広いことから、来園するお客様以上に、いろんな性格や特徴を持つ人が働いていると言えます。
「遊園地へ行こう!」では、一癖も二癖もある、魅力的な従業員が沢山登場します。
そして、その中で興味深いエピソードが次々と生まれてきます。
とてもわくわくして、引き込まれるストーリーでした。
真保さんの作品の特徴は、スピード感であり、次々と起こる事件の面白さだと思います。
謎解き(ミステリー)の要素もあります。
映画等の原作に、よく使われるのもわかる気がします。
(まだ、「遊園地に行こう!」は、映像化がされていませんが。)
「デパートへ行こう!」同様、職場の内部の事情等は、綿密な取材に基づく物と感じられました。
遠藤雅信
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