2121年6月16日(水)
JR秋葉原駅の近く、岩本町(東京都千代田区)に、昔ながらの立ち食いそば屋さんがあります。 立ち食いとは言っても、店内にはちゃんと椅子が置いてあり、ゆっくりと座って食べることができます。
場所柄、ビジネスマンの利用者が多く、皆、サッと食べてサッと帰る、回転率の異常に高いお店です。
水は、セルフサービスです。
メインの道路からは少し入った所にあるので、あまり目立つ店ではありません。
でも、まさに「知る人ぞ知る」と言う感じで、隠れた名店なのです。 店名は「スタンドそば」と言うようですが、どこにもその表示は出ていません。
建物自体はとても古く、長い歴史を感じます。 まるで、街の景色に溶け込んでいるかのような佇まいです。 この店の特徴の1つは、トッピング(天ぷら類)の種類の多さでしょう。 それだけでなく、常に、大将(店長)が、何かしらの天ぷらを揚げています。 いわし天にあじ天、いか天、ピーマン天、紅ショウガ天等、どれも揚げ立てで、本当に美味しそうです。
私は、個人的にはソーセージ天が大好きです。
(魚肉ソーセージの天ぷらです。) トッピングを何にしようか、本当に悩んでしまいます。 麺類(そば・うどん)だけでなく、カレーライスや天丼等のメニューもあります。 間違いなく、毎日通っても飽きないお店(食堂)と言えるでしょう。 (夜は、天ぷらをつまみにお酒も飲めます。)
この店は、「立ち食いそばの王様」だと思っています。
(料理へのこだわりは、けして、普通の蕎麦屋さんに負けていません。)
濃いめの汁は、きちんとダシをとっています。
奥深い風味で、とても美味しいと思います。
唐辛子は粗く切った物が置かれていて、ピリ辛の加減がとてもいい具合です。 (より、スパイシーさが増うようです。) 「昭和」の匂いのする立ち食いそば屋さんとも言えますが、それなりに懐かしく、とても情緒があります。 お店の人の応対も、実に感じが良く、とても居心地のいい空間です。 大事にしたい店の1つであることは、間違いありません。
遠藤雅信
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