2022年10月17日(月)
我が母校、早稲田大学のキャンパス中央には、大学の創始者である大隈重信侯の銅像が、すくっと建っています。
大隈重信侯は、1838年(天保9年)に佐賀藩(現佐賀県)で生まれた政治家であり、教育者です。
政治家としては、第8代と第17代の内閣総理大臣を務めました。
(この他、外務大臣等の重要ポストも歴任しています。)
早稲田大学は、当時は東京専門学校と言う名称で、1882年(明治15年)に大隈重信侯により創設されました。
早稲田大学と言う現在の名称に改められたのは、1902年(明治35年)のことです。
日本がまだ、国としての骨格がしっかりしていなかった頃、いろんな基盤を作り、後世に残したのが大隈重信侯の功績です。
83歳で生涯を閉じましたが、その生き様は、輝かしい功績の積み重ねであったと想定されます。
(その分、「出る杭は打たれる」で、様々な苦労もあったでしょうが。)
キャンパス中央にあるこの銅像は、大隈侯のトレードマークであるガウンを羽織り、右手に杖を持っています。
そして、杖が欠かせなかったのは右足が義足だったからだそうです。 (テロによる襲撃を受け、右足を失い義足になりました。)
当時の政治家は、本当に、国家の為に命を賭けていたのだと改めて認識されます。
大隈重信侯の銅像は、早稲田大学のもう一つの名所である大隈講堂の方角を見つめています。
とても威厳を感じる銅像です。
卒業生の1人としては、この銅像を見上げると身が引き締まる思いになります。
遠藤雅信
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