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新世界にある「千成屋珈琲」は、ミックスジュース発祥の喫茶店


2021年8月22日(日)

大阪メトロ・御堂筋線の動物園前駅を下りて、「通天閣」に向かう途中、じゃんじゃん横町と呼ばれる商店街に、「千成屋珈琲」はあります。

じゃんじゃん横丁は、庶民が中心の商店街です。

いろんな種類のお店が混在し、まるで、ごった煮のような町並みです。

でも、1番多いのは、飲み屋さんと言うか、飲食店でしょうか? どれも、料金の安い大衆的なお店ばかりです。

(さすが、食い倒れの街・大阪だけのことはあります。)

また、坂田三吉のいた時代を彷彿とさせるような、将棋をさすお店も沢山あります。

(それぞれの店は、昼間から多くの将棋ファンで溢れています。)

「千成屋珈琲」は、1948年(昭和23年)に創業された、長い歴史を持つ喫茶店です。

ミックスジュース発祥の店とされるのは、初代店主が、前身となる果物店を開店した際、完熟した果物をミキサーにかけ、店頭で提供し始めたからだそうです。

しかし、3代目店主が体調を壊したことから、2016年に(平成28年)に、一度、閉店になっていました。 その時、「大阪の文化をどうにかつなぎとめたい」と再建に向けて動いたのが、地元商店街の人々でした。

そして、2017年(平成29年)に再オープンすることができました。

今でも、大変な人気店です。 先日、大阪に旅行で行った際、興味を惹かれて訪問しましたが、店内が満席で、しばらく外で待つこととなりました。 (店内は、割とコンパクトで席数が少ないのです。) しばらくして席が空き、入店しました。 早速、名物のミックスジュースを注文しました。 ミックスジュースは、とても素朴な味わいで、でも、コクがあり美味しかったです。

甘さは、抑えめでした。 本当に、歴史を感じる味わいです。 まさに、「昭和」の時代から引き継がれた、なにわの味だと思いました。

   遠藤雅信

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