top of page
検索
masa-en

懐かしい味噌ラーメンの店、弘前中三フードコート内「チャイナドール」です


2021年9月27日(月)

今はもう廃業してしまったのですが、東北の北3県(青森県・岩手県・秋田県)だけで、5店舗を展開していた、「中三(なかさん)」と言う地方百貨店がありました。

(本社の所在地は、青森市でした。)

実は、その企業に2005年(平成17年)から2006年(平成18年)にかけて、出向していたことがあります。

中三本社の営業統括部長と言うのが、私のその時の肩書きです。

(出向期間中は、青森市内の借り上げ社宅で奥さんと生活していました。)

地方百貨店における営業部門の責任者というのは、かなり荷が重く、仕事上では苦労することが多かったです。

(商品の仕入れ先等からは、どうしても逆風を浴びてしまいます。)

(それを少しでも緩和する為の、出向ではあったのですが。) そんな中、仕事は辛かったですが、青森や東北のディープな自然に触れて癒やされる部分が多かったですし、ともに働く方々の情熱や人情に触れることができたことは、大変よかったと思っています。

今となれば、とても懐かしく、いい想い出です。

当時は、打合せ等の為に弘前中三を訪ねることも多く、その時によく食べたのが、食品売場脇のフードコートにあった、「チャイナドール」と言う、ラーメンのお店でした。

味噌ラーメンが名物のお店で、いつもそれを注文したものです。

フードコート内には3つの店舗があり、その真ん中にあったので、お客さんからは正式な店名でなく、「中みそ」と呼ばれることの方が多かったようです。 しかし、これには、他の説もあって、中三のみそラーメンだから、単純に「中みそ」だったとも言われています。

(諸説ある中で、今はどれが正解なのかわかりません。) ここの味噌ラーメンは、家庭的な味付けで、本当に美味しかったです。

何か特別な作り方をしているのかと思い、厨房を観察したこともありましたが、特に秘訣はないようでした。 特別な物ではなく、普通の材料で普通に作っているのにメチャメチャ美味しいのです。 (弘前の七不思議の一つとも言えるでしょう。) 青森のラーメンは「あっさり風」が多いのですが、この、味噌ラーメンは実にこってりしています。 でも、「脂のしつこさ」はありません。 野菜の優しい味が、香ばしさとともに口一杯に広がってくるようです。 麺にはモチモチ感があり、スープは程良いコクの深さです。 まさに、頂点を極めた、味噌ラーメンだと思いました。

その後、中三と言う会社(百貨店)はなくなり、「チャイナドール」と言う店名もどこかへ消えてしまいました。

しかし、今でも、この建物は商業施設として営業を継続していて、このラーメン屋も違う形(直営で)残っているそうです。 新しい店名は、それこそ「中みそ」です。

復活したのは、地元を中心に、熱烈なファンが多かったからに違いありません。

先日、知られざる地方のグルメを全国ネットで紹介するTV情報番組、「秘密のケンミンSHOW」でも取り上げているのを、偶然観ました。

懐かしくて、たまらなくなりました。

そして、今度是非、食べに行きたいと思いました。

    遠藤雅信


お店の写真は、出向期間中(2005年~2006年)に撮影したものです。

閲覧数:6回0件のコメント

Comentarios


bottom of page