2021年8月30日(日)
日本全国で「所変われば品変わる」と言われ、各地域毎に、様々な食文化(名物の食べ物)が必ずあるものです。
その中でも、特に「麺(めん)」における違いは、実に興味深いと思います。
同じラーメンでも、「朝ラー」と言って、朝ご飯としてラーメンを食べる地域があります。
ラーメン自体も、醤油仕立て・味噌風味・塩味等、ベースとなる味も様々です。
魚介系・とんこつ系というように、メインのダシを何で取るかの違いもあるし、太麺・細麺・極細麺等、使う麺でもいろいろな種類があります。
本当に、日本における麺文化は奥深いと思います。
日本発祥の麺と言うことでは、東京では蕎麦が好まれていますが、関西では圧倒的にうどん文化です。
2018年の7月のことですが、大阪を旅行で訪ねました。
梅田のホテルに宿泊したので、朝ご飯をホテル近くのうどん屋さんで食べました。 お店の名前は、「道楽うどん」です。 ごくごく普通の、チェーン店のようなうどん屋でした。 入口の外側にある自販機で、とろろ昆布うどんと生玉子トッピングの券を買いました。
とろろ昆布うどんは、大阪ならではメニューと言えます。 (東京では、あまり見かけない組み合わせだと感じました。) 大阪のうどんは、とても柔らかい食感で優しい味わいでした。 コシが、やや弱いのが特徴でしょうか? 食べやすくて、しかも美味しいです。 地元の味を地元で味わうと言うのは、まさに旅の醍醐味だと思います。
とろろ昆布は食べ慣れない風味ではありましたが、全体によくマッチしていて、とても美味しく感じました。
(とろろ昆布の塩加減が、味を更に引き立たせてくれるようです。)
この、大阪風のうどんの食べ方はとても気に入りました。
遠藤雅信
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