
2021年8月20日(金)
2018年の7月に、旅行で大阪を訪ねました。
その際、観光地の1つ、「通天閣」の展望台にも上がりました。
ジャンジャン横丁(正式名は南陽通商店街)を歩いていると、「通天閣」は、突然その姿を現します。
ちょっと威圧感があって、ビックリさせられました。
「通天閣」は、1956年(昭和31年)に造られた建造物です。 ほぼ、「東京タワー」と同時期のオープンですが、高さは108mなので、「東京タワー」の3分の1でしょうか。
(どちらも、内藤多仲という、同じ建築家が設計しています。)
実は、今の「通天閣」は2代目で、初代通天閣は1903年(明治36年)に建てられ
たそうです。 当時としては目を引く、75メートルの高さを誇っていました。
形は、パリ(フランス)にある凱旋門の上に、エッフェル塔の上半分を乗せた形だったそうです。
ちょっと、ゴテゴテした感じのイメージですが、1度見たかった気もします。
しかし、この初代通天閣は、1943年(昭和18年)に、近くの映画館から出た火事で、あえなく消失してしまいます。 その同じ場所に、新たなデザイン(設計)で再建されたのが、現在の「通天閣」です。
展望台のある階に上がる為には、入口で入場料を払いますが、そのまますぐに向かえる訳ではありません。
結構、手間がかかるのです。
入口から、一旦、階段で地下1階まで下り、そこから、2階行きのエレベーターに搭乗します。 そして、2階からは、更に別のエレベーターに乗り換えて、展望台のある4階・5階に上がります。 この乗り換えが、とても混んでいて、全部で35分程度の所要時間になりました。 展望台の高さは、地上87.5メートルです。 真下の新世界は、よく見えますが、期待していた程の眺望ではありませんでした。 「あべのハルカス」のビルが近くに見えますが、これは大きいなぁと感じました。
(「あべのハルカス」の高さは300メートルです。) 「通天閣」と言う名称には、「天に通じる高い建物」という意味が込められています。 (建てられた当時は、本当に、そう感じるほど高かったのだと思います。) 懐かしい印象の観光地で、とても興味深く感じました。
遠藤雅信
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