2021年6月10日(木) 印西市には、毎年、見事な花を咲かせる「吉高の大桜」と言うのがあります。
樹齢は、推定300年以上だそうです。
高さは10.6メートル、幹の太さは6.85メートルです。
枝を広げた時の周囲は、25メートルにも及びます。
山ザクラと言う種類になるので、ソメイヨシノに較べ、開花時期が1~2週間程度遅くなるのが特徴です。
(開花は、だいたい4月の初旬~中旬ぐらいです。)
そして、咲いている期間も、とても短いです。
満開を迎えた途端に、散り始めると言う感じです。 (見頃は、だいたい、2~3日と言われています。) 開花の情報は、印西市のホームページに載るので、確認後にすぐに見に行くのがいいと思います。
まさに、「花の命は短くて」と言うことなのでしょう。 「吉高の大桜」は、広い畑の中にポツンと立っています。
駐車場やバス停は離れているので、結構、歩くことが必要です。 でも、この大桜が、突然目の前に現れてきたときの感動は、例えようがないと言えるでしょう。
この大桜は、長いこと、この地で世の中の動きを、眺め続けてきました。 (そのことから生まれる、風格のようなものを感じます。) 自然の大きさ・流れてきた歴史の長さに較べれば、人間の一生なんて、本当にちっぽけだと、改めて感じます。 咲き誇る桜、散って行く花びらからは、清々しさしか感じません。
おそらく、桜ほど日本人の感性に響く花は、ないのでしょう。 とても感動できる景色だと思います。 遠藤雅信
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