2021年8月2日(月)
私が住む地元、佐倉市(千葉県)で、最も由緒のある神社が「麻賀多神社」です。
この「麻賀多神社」は、「まかたさま」と呼ばれることの方が多いことで知られています。
それだけ、旧佐倉藩の時代から、地元密着型の神社として慕われてきたのでしょう。
千葉県は古来、麻の産地で、「総国・ふさのくに」の総は麻を表しているそうです。
印旛地方は、下総国の成立以前は印旛国でした。
印旛国には、朝廷より国造(くにのみやつこ)が派遣されていたと言う記録が残っていて、その国造が、代々祀ってきたのが、この「麻賀多神社」とのことです。
「麻賀多神社」の名称の始めが「麻」なのも、そうした由来に基づくのでしょう。
(「佐倉」という地名も、「麻の倉」が転じたと言われています。)
江戸時代には、土井利勝が佐倉城を築き、その城主となりました。
土井家代々の城主・家臣達は、地元の「麻賀多神社」を、特に篤く崇敬したと伝わっています。
現在の社殿は1843年(天保14年)、のちに幕府の老中首座を務めた、佐倉藩主堀田正睦が新たに建て替えたものだそうです。
実に長い歴史を持つ建造物です。
個人的にも、この地元の神社は大切に考えています。
自分が厄年の時は、厄除けの祈祷をしてもらいました。
また、自家用車を買い替えた時も、交通安全の祈願をしてもらい、お守りを車内にぶら下げています。
境内には、樹齢が1300年を超えると言われるご神木の大杉があります。 (実に、神々しいご神木です。)
まるで、神社全体からオーラが発生しているようで、参拝するととても清々しい気分になります。
一種のパワースポットも兼ねているのかもしれません。
遠藤雅信
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