2021年10月18日(月)
最近、読んだ本です。 「西東社」と言う出版社が編集元です。
ちょっとした、「目から鱗(うろこ)」的な本でした。
あらゆるジャンルから言葉を見直し、読み方・書き方・示す意味等、最新のトレンドから解説してくれる本です。
(最近のトレンドは、学校で昔習ったことと大分違いがあるのです。)
例えば、食物の栄養素(色素)の1つである「カロチン」は、今は「カロテン」と表記するのが正解だそうです。
また、絵の具等の「肌色」は人種の差別につながるので使えなくなりました。
「薄橙(うすだいだい)」とか「薄茶」と表記するそうです。
外国人の名前でも、「ジンギス・カン」は「チンギス・ハン」、「ルーズベルト」は「ローズヴェルト」、「リンカーン」は「リンカン」へと表記(呼び方も)が変更になっています。
漢字の使い方もだいぶ変わっていて、驚かされました。
「新訳聖書」は「新約聖書」、「既成品」は「既製品」、「親不幸」は「親不孝」、「気嫌」は「機嫌」、「除々に」「徐々に」と書かねばなりません。
(後ろにある方が正解です。)
歴史上の人物や出来事では、更に変化が顕著です。 「大和朝廷」は「ヤマト王権」、「聖徳太子」は「厩戸王(うまやどのおう)」、「元寇」は「モンゴルの襲来」と表記するのが正解だそうです。
個人的には、目が覚めると言うか、驚愕の連続でした。
(承知しているものも、少しはありましたが。)
時代によって言語(用語)も、本当に変化していくものです。
改めて、勉強になりました。
遠藤雅信
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