タックス・シェルター
- masa-en
- 2021年10月31日
- 読了時間: 2分

2021年10月31日(日)
長かった入院生活中に読んだ本を、またまた紹介します。
退屈(暇)な日々だったので、入院中は、結構、本に親しみました。
病院には、入院患者用の休憩室があります。
そこは、本来は、お見舞いの方が来た時等の面会場所なのですが、コロナ対応で、ほとんど使われていませんでした。
(たまに、入院患者さんが、長電話をしたりするのに使うぐらいです。)
そこの本棚に置いてあったのが、この「タックス・シェルター」と言う経済小説です。
作家は、幸田真音(こうだまいん)さんと言う女性です。
発刊されたのは2006年9月で、発行元は朝日新聞社でした。
経済小説なのに、女性の作家と言うのは珍しいなと感じました。
そして、実際、この本のストーリーには、男社会の金融や投資の世界で、バリバリ働き成果をあげている女性が、主人公として登場します。
タックス・ヘイヴンと言うのは、これまで「税金天国(tax heaven)」だと思っていたのですが、実はそうではなく、「租税回避地(tax haven)」の意味だったと、この本を読み、改めて知らされました。 そう言う意味では、とても勉強になる本でした。
ストーリーの詳細は省きますが、とてもワクワクする展開で、難しい言葉が多い割には、比較的早く読み進むことができました。
個人的には、とても面白かったと思います。
いずれにしろ、人は、バブル等であぶく銭等を掴むと、性格や人生そのものも変えてしまうんだなぁと言うのが正直な感想でした。
何事も、身の丈と言うか、地道に行くのが一番だと実感しました。
全く、「金の亡者」にはなりたくないものです。
なにしろ、死後の世界迄、金は持って行けないですからね。
(一方、「地獄の沙汰も金次第」とも言いますが。)
遠藤雅信
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