2021年11月20日(土)
カナダ製の「Rocky21」と言う車種のキャンピングカーに実際に住みながら、全国を旅している女性の実話(ノンフィクション)です。
(自伝形式で書かれています。)
本のタイトルに惹かれ、Kindleで購入しました。
本自体は、2014年(平成26年)に、マイカと言う出版社から発刊されました。
著者は、熊本県出身の女性で、松本周己(ちかこ)と言う方です。
個人的には、私も、国産ながらキャンピングカーを保有しているので、著者には強い憧れを覚えます。
一般的に、キャンピングカーを自宅にして生活すると言うのは、なかなかできることではありません。
どんな仕事をするにしても、打合せとか契約・手続きとかがあって、先方(会社)に出向くなり、打合せの場を持つ必要があると思います。
また、社会人としては、いろんな行事もありますので、やはり、自宅とか連絡先は必要です。
(郵便物だって、どこで受け取ればいいのかわかりません。)
さて、著者の松本さんですが、熊本県の高校を卒業後、東京の印刷会社に就職が決まり、上京しました。
しかし、その会社を1年半後には退職し、アルバイトで生計を立てることになります。
そして、その後、ウェブデザイナーとして独立を果たしました。
その時に、父親が保有していたカナダ製のキャンピングカーを譲り受け、全国を放浪することを決め、現在に至ります。
ウェブデザイナーとして仕事をしていく上では、インターネットさえ繋がれば、どこでも仕事はできると考えたからだそうです。
(父親は、早期退職した時の退職金でキャンピングカーを購入しましたが、持病のヘルニアの悪化から、そのキャンピングカーを活用できず、車庫に眠っていました。)
人生の転機というのは、意外とあっさりと決まるものだと思いました。
(全ては、タイミングですね。)
今でも、松本さんは、キャンピングカーで暮らしながら全国を放浪しています。 合わせて、実家のある熊本県も、生活の拠点としています。
とても素敵な生活(人生)だと思います。
そして、その様子は、時々、ホームページでアップされています。
「フリーダム(自由)」を満喫していて、心から羨ましい限りです。
まさに、彼女のバイタリティさには感服せざるをえません。
遠藤雅信
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