2022年4月4日(月)
カメラが趣味なので、以前、よくカメラの展示会に通っていました。
展示会では、最新のカメラ技術を体験したり、新製品に実際に触れることができるので、とても楽しいイベントでした。
そんな中で、昔(主に「昭和」の時代)の、懐かしいカメラを展示しているコーナー(カメラ博)がありました。
個人的には、とても興味を惹かれました。
かつての日本で、コンパクトカメラと言えば、たいていはハーフサイズでした。
ハーフサイズと言うのは、フィルム1枚分(1コマ)に2枚の写真が撮れるシステムで、決められている枚数の2倍の写真が撮れるという、とてもお得なシステムでした。
(例えば、36枚撮りのフィルムを装填すれば、72枚もの写真を撮ることができます。)
旅行の際等に、予備のフィルムを何本も持つ必要がなく、とても便利だったことでしょう。 そして、私が初めて自分のカメラを持ったのも、オリンパスペンEEと言うハーフサイズのコンパクトカメラでした。 (当時は、ベストセラー機器だったと思います。)
シャッターを押すと、ばねのような軽い音がして、とてもいい感触でした。 (でも、傑作が撮れたと言う記憶は全くありません。)
フィルムの使用面積が狭い分、解像度に不満があったのか、今やハーフサイズはすたれてしまい、まったくと言っていい程、見なくなりました。
とても懐かしいカメラ(モデル)で、思い出に深く残っています。
そんな、「昭和」(レトロ)のカメラ達を眺めていると、なかなか味があっていいなぁと改めて感じました。
ロバート・キャパの言葉ではないですが、「ちょっとピンぼけ 」も味があるものなのかもしれません。
たまたま、今の私の愛機(カメラ)の1つも、オリンパスペンFと言う機種です。
但し、これは名称だけを引き継いるもので、昔のオリンパスペンとは違い,ミラーレス一眼の最新式のモデルです。
ちょっと、縁を感じます。
遠藤雅信
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