
2023年12月9日(土)
もう、今から20年程も前のことです。
私は、社命で、初めての転勤(生活拠点の変更を伴う人事異動)を経験しました。
(それまでの勤務地は、全て首都圏内でした。)
地方転勤の行き先は、なんと北海道の札幌市でした。
最初にそのことを知った時、本当にびっくりしました。
北海道とはまるで縁がなく、それまで、旅行でも出かけたことはありませんでした。
(スキー等のウィンタースポーツもしなかったし、個人の旅行でも比較的暖かい所を選んで行っていました。)
たまたま、その年の夏に、会社の巡回出張で数時間、札幌を訪ねただけでした。
会社側にどういう意図があったのかは、よくわかりません。
でも、当時は、地方への転勤は頻繁に行われていて、その一環でもあったのでしょう。
寒冷の地で暮らすことに不安が伴いましたが、それはそれで、すぐに克服することができました。
(札幌は、外が寒い分、屋内とかはとても暖房が効いているのです。)
ただ、「春を待ち焦がれる気持ち」だけは、身をもって感じました。
雪に覆われていた地面が姿を表す時、それだけで感動を覚えたものです。
札幌市は、当時から人口170万人の大都市でした。
大企業の支社は多いし、情報交換等も活発に行われています。
「流行は北海道から」とも言われ、新商品の売り出しをテスト的に、先ず札幌で行うケースも多かったようです。
そういう意味では、東京との文化的違いを感じることは、ほとんどありませんでした。
北海道は、とてもいい所だと思います。
移民の歴史も長かったので、よその人間が入ってきても、比較的温かく迎える風土があります。
でっかいどうの自然に接する機会も多く、地元のグルメも実に美味しいです。
私は、札幌で5年間仕事をしました。
先日、その時の同僚が、当時の職場での写真を送ってくれました。
実に懐かしいメンバーの方々ばかりです。
(私は、写真の向かって1番右側で、スタンディングで写っています。)
遠いので、なかなか再会する機会はありませんが、地元のO B 会も開催されているので、いつか旧交を温めたいと思っています。
遠藤雅信
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