
2023年1月18日(水)
スーパーの菓子コーナーで、たまたま目に止まった袋入りの甘納豆を買いました。
商品名は、しっとりした甘納豆です。
製造元は、「八雲製菓」と言う、山梨県甲府市本社のある会社でした。
甘納豆は、使う材料によって、いろいろな種類があります。
一番、よく見かけるのは黒くて小粒の甘納豆でしょう。
今回買ったのは、比較的一粒一粒が大きく、色も白色系です。
白花豆と言う豆を、材料としていました。
商品名通り、しっとりとした食感で、とても美味しかったです。
(甘さは、想定していた以上でした。)
やはり、サイズが大きめの方が、食べ応えがあっていいなと感じます。
今回の甘納豆の種類は、とても気に入りました。
(もう、小粒の甘納豆は買えないかもしれません。)
甘納豆の由来は、どこから来ているのでしょうか?
ちょっと調べてみたら、安政年間(1855年~1860年)に、関西の豆屋で「岡安堂」と言う店が発祥だそうです。
そもそも、ぜんざいを作ろうとしていた時に、うっかりと煮過ぎてしまい、このお菓子が生まれました。
失敗作と思ったら、意外にも美味しいので、甘納豆と名付け、商品として売り出しました。
まさに、偶然の産物でもあったようです。
できた時の経緯から、納豆と名乗っていますが、関東で主に食べられている、大豆を発酵した納豆とは全く異なります。
そして、長い間、関西で納豆と言えば、甘納豆の意味だったとも言われています。
関西地方で、納豆かけご飯が定着しなかった原因の一つは、きっと、こう言う背景もあるのでしょう。
甘納豆は、今となっては全国的に知名度もあり、水戸納豆とかと混同する人はいないと思います。
(歴史の流れを感じさせるエピソードでした。)
甘納豆も納豆も、日本の食文化の代表選手であり、どちらも、個人的には大好きです。
遠藤雅信
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