2021年5月19日(水)
名古屋発祥グルメの1つに、台湾まぜそばと言う料理があります。
もともとは、台湾ラーメンと言う名物料理があり、それを汁無しにアレンジ(変更)したものです。 (なぜ、台湾の地名が付くのかは不明です。)
台湾まぜそばを初めて出したのが、「麺やはなび」と言うお店でした。
「麺屋はなび」は、この台湾まぜそばが人気を呼んだこともあり、広い範囲でチェーン展開しています。
東京では1店舗、大久保(新宿区)に支店があります。
実は、この台湾まぜそばのことを大好きになり、大久保の支店には、常連のように通っていました。 (当時の勤務先が東新宿で、近かったのです。)
台湾まぜそばは、極太の麺を使います。
そして、極太麺に汁が良く染みこむように、茹で上がってすぐにかき回して、麺に細かい傷をつけてから出すのが特徴です。
その熱々の麺の上には、挽肉をたっぷり使ったピリ辛のミンチや野菜(主にニラ)、削り節等の具を乗せていきます。 (この時、ニンニクも加えます。)
更に、最後の仕上げとして、卵黄をミンチの上に落とし、完成となります。 この時の見た目はとても綺麗ですが、食べる前には、よくかき混ぜ、ぐちゃぐちゃにするのが作法です。
そうすることによって、いろんな味が混じり合い、とても奥深い味わいを創り出してくれるのです。
また、追い飯と言って、麺を食べ終わった器に、ほんの少し白飯を入れてくれるサービスもあります。
(追い飯は、追加料金無料です。)
追い飯で、器に残った具を、全て綺麗に食べられるので、とても合理的です。
いつも、台湾まぜそばを食べるのは、東京の支店なので、一度、名古屋にある本店で味わってきたいと思っていました。
そんな時、サラリーマン時代の最後の年、定年を迎える3ヶ月ほど前ですが、たまたま名古屋への出張の仕事が入りました。
そこで、悔いを残さぬよう、名古屋市の高畑と言う所にある、「麺やはなび」の本店を訪ねました。
(昼間は仕事をした上で、その後の時間です。) 名古屋の地理には詳しくないのですが、なんとか調べて、中川区という所にある高畑まで行ってみました。 そこは、商業地と言うよりは、比較的静かな住宅地でした。 駅からしばらく歩き、「麺やはなび」の本店を探しました。
すると、明るくなっている一角が目に止まり、人が集まっている様子が垣間見れました・
そここそが、待望の高畑本店でした。
(写真は、「麺やはなび」本店のものです。) いやぁー、感激しました。
そして、やっぱり美味しかったです。
さすが、本店の味は違うなぁと改めて思いました。
サラリーマン時代の懐かしい想い出の一つです。
今は、出張もなくなり寂しく感じるばかりです。 遠藤雅信
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